【クラシックモデル編】世界で最も高価な自動車ランキング
一台の車が何百万ドル(日本円で言うと何億円)もすることはよく聞く話ですが、実は、自動車の価格は年々上がり続けています。しかし、本当に10億円もする自動車などは存在するのでしょうか?まだはっきりとはいえませんが、世界トップの億万長者ともなれば、制限のない予算があるのは確かです。
今回調べてみた結果、1億4,250万ドルの価値がある車が実在するようです。でも一度よく考えてみてください。本当にそれほどの価値があると思いますか?私たちのような一般庶民にとっては、世界で最も珍しい(そして高価な)アンティークカーや後期型の自動車を見るだけで、ただ夢を見るしかないのでしょう…。
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ロールス・ロイス「ボートテール」
2021年にプライベートオーダーで製造されたロールス・ロイスの「ボートテール」(2,800万ドル)は、大物セレブの最強カップルJay-ZとBeyonceによるものと推定されています。航海からインスピレーションを受けたというこの車には、ゴールドのドアや伸縮する翼はついていませんが、後部座席を開けると、プロセッコクーラー、日よけ、磁器の皿を収納できる「ホスティングスイート」がついています。この車でデートの待ち合わせに現れて、あまり印象が良くなければ、その人との関係は終わらせるべきかもしれませんね(笑)。
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ブガッティ「ラ・ヴォワチュール・ノワール」
フランス語で「黒い自動車」を意味するブガッティの「ラ・ヴォワチュール・ノワール」は、その後なくなった第二次世界大戦時代のブガッティへのオマージュとして、2019年に初登場しました。今はないこの車が発見されれば、世界で最も価値のある車になると考える人は多いです。ブガッティへのオマージュであるこの車の今日の市場価格は、1870万ドル(日本円で約25億円)となっています。歴史に詳しくない人でも、流麗な黒の外観と卓越した性能スタッツ(1500馬力、0-60は2.4秒)は文句なしに魅力的だと感じるでしょう。
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ケーニグセグ「CCXRトレヴィータ」
世界で最も高価な車の属性に冷たさを感じているなら、「CCXRトレヴィータ」を見れば、そのイメージが一気に変わるかもしれません。この超レアな車には、ダイヤモンド織りのカーボンファイバー仕上げが施されていて、太陽の光に照らされると、キラキラと輝きを放ちます。
このコーティングは非常に難しく、生産計画が変更され、2009年〜2010年にかけてわずか2台しか生産されず、480万ドルで販売されました。それでも、この車はただの展示品というよりも乗って体感すべきものであり、最高速度は時速250マイル近くに達するそうです。
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ランボルギーニ「シアンFKP37」
ランボルギーニ史上、最もパワフルなモデル。エレガントな美しさを誇っているこの車は、V12エンジンとスーパーキャパシターシステムによる電気ブーストで、時速220マイルを超えるハイブリッドスーパーカーです。
また、外装色から内装、さらにはシートまで完全カスタマイズ可能で、この車種のためだけに作られた独自のレザーもオプションで用意されています。ただし、360万ドルという希望価格に見合うだけの価値があるのか?という疑問は各自で判断しましょう(笑)。
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パガーニ「ウアイラ BCロードスター」
350万ドルという限定版のパガーニ「ウアイラ BCロードスター」は、比較的お買い得なモデルかもしれません。「たった100台の車を製造するというミッションを完了するには、我々のような企業にとって、技術的にも人的にも多大な努力が必要だった」とこの名車の仕掛け人はコメントしています。実際、ウアイラ開発チームは、アイデアから市場投入まで6年もの歳月をかけてこの車を開発し、性能面で業界をリードする一台に仕上がったと誇っています。